2017-10

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

どこまで本気なのかって?ゼロからです


アラン日記4日目



Maple100211_000546.jpg
この辛くもあり、それでいて心地よい刺激を与えてくれるこの世界に身を投じて

幾日かが過ぎていた

私はひとつひとつの出来事を新鮮に感じながら

この世界で精一杯生きていく決心を固めつつあった







だがその決心は

形を成す前に、もろくも崩れ去ろうとしていた

私は、ただ甘く考えていただけなのかもしれない







近頃アイボー(アイアンボール)の顔色が優れないように見える

いつもは、何事にも明るく対応し、笑顔を絶やさぬ奴なのに

最近は口数も減り、その表情にも陰りが見えることがしばしばであった

アイボーがそうなってしまった理由については心当たりがあった

それに

私も、アイボーと同じ表情をしているであろうことを自覚していた




事の発端はひとつのクエストであった






私は近頃では、大陸に住まう人々の手助けをし

その見返りとして、多少の報酬を支払ってもらい

日銭を稼ぐ日々を続けていた

その日々は、困っている人の手助けをしているのだから

限りなく善行に近いものと考え

私自身、悪い気はしていなかった



だが

とある依頼を受けたあとで

その依頼の真意を知り、その考えは改めざるを得なかった

Maple100205_043820.jpg
初めはただ、悪行を成す「緑キノコ」なる種族を成敗するだけのものと思っていた

だが


Maple100205_043824.jpg
事実は「緑キノコ」という種族全体を無差別に断罪せよ、というものであった

いくらなんでもやりすぎだと思った

一族から悪党が出たからといって、一族郎党に罰を下すなど

時代錯誤にもほどがある

私は受けたこの依頼を、一度は断ろうと考えた

しかし、これも平和とは言えぬ、波乱に満ちた当世の習いなのであり

こういったことを乗り切らねば、今後生きていけぬのかもしれない、と

自分を欺き、「目標」が集う場にと向かった

そこでの事は、あまり語る気にはなれない

あれは粛清などではなかった。ただの虐殺であった

そしてそれを行使したのは紛れもなく私自信であった

今でもその時、周りで逃げ惑う緑キノコの断末魔が耳にこびりついている

しかし私などはまだましであるといえた

アイボーはまさにその身で、緑キノコ達の命のともしびを吹き消していたのだから



忠実に任務を遂行した、そういえば聞こえはいいのかもしれない

だが私は

どう好意的に考えても

どう己を正当化しようと試みても

うつむかざるを、得なかった





私は、まるで心と体が分離してしまったかのような錯覚を覚えた

このような依頼をした依頼主に恨みを感じることを禁じ得ないが

所詮、傍から見れば私も同じ穴のムジナであった

とにかく今は、依頼を完遂したことを依頼主に告げ

一刻も早くこの地域から離れたいと考えていた

この場に留まること自体が苦痛となっていた




自分勝手極まれりな言であるが、私は傷心の身と言えた

そんな私に、依頼主はこう言い放った

Maple100207_014840.jpg
まだ・・・足りないというのか・・・・・!

外道!!

どれだけ私にこの手を汚せというのだ!!!




それからのことは

語るに値しないだろう

私とアイボーは行くあてもなく大陸をさまようばかりであった

あの時の記憶が消えてしまうことを願いながら。

だが、行く先々でどのような相手と相対したとしても

あの時の断末魔が聞こえてくるような気がしてならなかった


Maple100210_220721.jpg
ぎゃぁぁぁぁぁっ! 



Maple100210_224256.jpg
や、やめてくれぇぇぇぇぇぇ





Maple100210_224340.jpg
この子だけは・・!この子だけは許してください! 




どんなに償おうとも、私は一生苛まれるべきなのかもしれない

かつてこのような言葉を聞いたことを思い出した

「1人にとっての幸せな夢は、ある人にとって悪夢でしかない」

私は、もう

何をすればいいのか分からなくなっていた











次回

最終話「新たな思い」

ご期待ください










なんだこれ
スポンサーサイト

● COMMENT FORM ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://tamizimaru.blog62.fc2.com/tb.php/311-b720d696
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

小鮫の肉球がつべたい今日このごろ «  | BLOG TOP |  » 安らかならずして、期を待つなり

プロフィール

八千丸

Author:八千丸
「メイプルストーリー」なつめサーバーで日々放置中
現在メイプルでは死人も同然
メイン:LV128のシャドー(M)「八千丸」
サブ1:LV52のソードM 「猫払い」
サブ2:LV42のウィザード(火毒)「睡猫」
サブ3:LV23の海賊「ど八」

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

FC2カウンター

最近のコメント

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

ブログ全記事表示

全ての記事を表示する

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。